注意喚起:ランサムウェアに注意(福井県警より)

掲載日:2022.11.01 最終更新日:2022.11.01

  令和4年10月31日(月)、大阪府内の病院がランサムウェアに感染したことにより、システム障害が発生しました。
 ランサムウェアは、身代金要求型コンピュータウイルスと呼ばれるもので、病院などのパソコンやサーバに侵入し、顧客情報や電子カルテなどのデータを暗号化して、復元と引き換えに金銭を要求するウイルスです。最近では、暗号資産で支払いを求めるケースが多くあります。よって、次のような対策を講じていただきますようお願いいたします。

〇 電子メールなどへの警戒
 知人や企業などからのメールでも、不用意に電子メールの添付ファイルを開いたり、リンク先にアクセスしない。
〇 OS等の脆弱性対策
 利用している機器の更新ファイル、パッチ等を適用して脆弱性を残さない。
〇 ウイルス対策ソフトの導入
 ウイルス対策ソフトを導入し、定義ファイルを更新して最新の状態に保つ。
〇 認証情報の適切な管理
 ランサムウェア被害は、リモートデスクトップやVPN機器などの認証パスワードが脆弱であったために侵入された事例が確認されています。パスワードは、推測されにくい文字列を設定するほか、2要素認証などによる強固な認証手段の導入を検討する。
〇 バックアップの確保
 ランサムウェアに感染し、バックアップデータも暗号化される事例が確認されています。バックアップはなるべくこまめに取得し、ネットワークから切り離して保管する。