無菌性髄膜炎(分布:世界的に分布)
 無菌性髄膜炎とは神経系の代表的なウイルス感染症であり、症状としては、急性の発熱と嘔吐、頭痛が3大症状です。熱は高いことが多く、頭痛も強く訴えることが多いです。
感染経路

患者、保菌者の咽頭、鼻汁からの経口感染、飛沫感染、腸管感染が考えられる。

  
流行時期

毎年夏にピークあり

潜伏期間 

2〜5日 


原因について

ウイルスが原因のことが殆どで、その中でエンテロウイルス、エコーウイルス、コクサッキーウイルスというタイプが多いと言われています。これらの一部は手足口病などを起こすウイルスです、おたふくかぜのウイルスもこの病気を起こします。

治療方法

 輸液、抗生物質、その他症状・合併症に応じて種々の治療をします。

治 癒

 無菌性髄膜炎は一般に1週間ぐらいで治癒します。化膿性髄膜炎は死亡率も高く、後遺症も20〜30%みられます。

予防対策

■症状のある子は、早めに休ませ、医療機関の受診を受ける。
■手洗い、うがいを十分に行なう。
■栄養睡眠を十分にとる。


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