細菌性赤痢について

 赤痢菌は、ヒトやサルが保菌し、便内の赤痢菌に汚染された水や食べ物により、経口感染します。近年は、海外渡航先からの持ち帰り例が多く、特にインド、インドネシア、タイなどのアジア地域へ行かれる方は十分な注意が必要です。
・潜伏期間:1〜5日(大多数は3日以内)
・主な症状:下痢、腹痛、発熱 等
・予防策:
(1) 生水、氷入りジュース等に注意する。
(2) 生野菜、生の魚介類、乳製品、カットフルーツ等に注意する。
(3) 手洗いの励行。
(4) 暴飲・暴食を避け、睡眠を十分にとるなど体力・体調を調えましょう。
(5) 海外旅行中や帰国後に腹痛・下痢等の症状があった場合は、速やかに検疫所や医療機関の健康診断を受診しましょう。