ノロウイルス等による感染性胃腸炎の予防対策等について

 

 福井県よりのお知らせ(2019/12/11)

▼予防対策について▲
1.最も重要な予防方法は手洗い

 帰宅時、食事前、トイレの後には、必ず流水・石けんによる手洗いを行うようにしてください。調理をする方は、調理の前後も十分な手洗いをしてください。

2.調理の際の注意点

・カキなどの二枚貝を調理する際は、他の食品や調理器具が汚染されないよう注意しましょう。

・下痢などの症状がある人は、食品を扱わないでください。ノロウイルスによる胃腸炎の場合、症状がなくなっても1週間程度(長い場合は1か月に渡って)便中にウイルスが排出されるといわれていますので、症状がなくなってからも注意してください。

・加熱はもっとも効果的な殺菌方法です。ノロウイルスは85℃、1分以上の加熱が必要です。二枚貝などは、中心部まで十分加熱しましょう。

3.おう吐物・下痢便の処理の注意点

・ノロウイルス感染症の場合、そのおう吐物や下痢便には、ノロウイルスが大量に含まれています。そしてわずかな量のウイルスが体の中に入っただけで、容易に感染してしまいます。

・おう吐物や下痢便の処理をする前に、まず処理にあたる人以外の方を遠ざけ、換気をしてください。

・マスク・手袋(しみこまない材質のビニールやゴム製の手袋)をしっかりと着用し、ペーパータオル等で吐物・下痢便をしっかりとふき取ってください。汚染された場所は、次亜塩素酸系消毒剤(濃度は0.1%以上、家庭用漂白剤の場合は約50 倍程度に薄めて)で消毒してください。

・ふき取った後のペーパータオル等は、ビニール袋等にいれ(できれば次亜塩素酸系消毒剤をしみこませ)、しっかりと封をして廃棄してください。

・ドアノブなど直接手で触れる機会がある場所は次亜塩素酸系消毒剤(濃度は0.02%以上、家庭用漂白剤の場合は約200 倍程度に薄めて)を使用して消毒してください。

4.感染源とならないために

 症状を持ったまま学校、保育所等に登校(登園)させることによって、その子どもが感染源となって周囲の子ども達に感染が広がっていき、それがまた各家庭に広がり、地域内で広かっていく事になることをご理解ください。